佐藤氏とサツキマスの話していて、数日後、彼からの電話で「思い付きでサクラマス行ってきた~これには手を出さないと決めていたけど我慢できずに行ってしまった!」
やっばり・・・とうとう禁断のところに行ってしまったか。
5月上旬の出来事でした。
画像、見る人が見ればすぐにわかる河川です。
サイスは50cm少々超えたくらい。
で、これで終わるとおもってましたが、、、
続く・・・
続き・・・
桜鱒物語 1
~九頭竜の詩~
『禁断』
ある行為をすることを禁じ止めること。厳重に禁止すること。
そう心に決めていました。
しかし、昨年の春、状況は一変します。
ルアーフィッシング界の創世記を支えたレジェンドT氏に出会ったのです。
それは、サツキマス釣行のときでした。
T氏『大変なものに手を出してしまった』というのです。
それは『サクラマス』
幾人もの釣友たちがこの魔力に取りつかれ時間と労力を費やす姿を見て
いくら誘われようと。
『ええ加減なヤツじゃけん ほっといてくれんさい』
『あんたと一緒に成りとうはありませーん』
そう断っていました。
もちろん、T氏の言葉に『手を出さなくて良かった』なんて頭では考えていましたが
なんか胸騒ぎがします。
あのT氏が・・『大変なもの』とは・・・
その思いがくすぶり続け、気がつけばとうとう2017桜鱒シーズン
約3カ月の繁忙期も終わりを迎え、GW明けに出撃を決定!
5月3日に仕事が片付いたので準備に取りかかります。
準備が終わったのは5月4日の午前零時。
もう、我慢など出来る訳ありません。
出撃です!
深夜であるため、渋滞にあうこともなく福井県へ到着
早朝、○○フィッシングセンターで
私『サクラマス釣りたいんですけど・・』
店員さん『サクラマスを釣りたい??? ふふっ』
ちょっと笑われます。
私の場合、どこへいっても初心者オーラ出しまくりです。
数年前、シーズン初めの吉野川でGOODサイズのサツキマスを釣りあげると
周りの人たちが集まってきて
『よかったですね~ 1本目ですか?』
私『3本目です』
周りの空気が変わったところで、そこに知人がいるのに気付きます。
私『 オレを誰だと・・僕ですよ、佐藤です!(^-^;』
『あぁ佐藤君かぁ そりゃ釣るわなぁ』
そんな訳で、今度『ミウラデザイン』に成りすましてやろうかと。
話はそれましたが、○○フィッシングセンターで年券を購入
あと、サツキマス用ネットではまずいのでサクラマス用を物色します。
お金ないので安い奴を探していると
『ちがーう 木のヤツー!』ってことなので
2万数千円の物にします。
そして、いざ九頭竜川へ!
シーズン終盤ということで上流域に狙いを絞りますが、
人人人人人人人人人人人人人人人・・・・・
そんなことは承知の上。
まず、数人のアングラーにローカルルールとサクラマスにめぐり合うコツなんかを
レクチャーしてもらい、初日は軽く流して情報収集に努めます。
そして夜は、宿泊費が捻出できないので車中泊です。
そのまえに、スーパー銭湯で汗を流しに行きます。
すると、受付で福井美人がお出迎え♡
タオルを受け取る時、私の顔をチラ見します。
『ドキッとするじゃないですか♡』
その訳がすぐにわかります。
浴室の鏡に映った私の顔は、鼻から下がゆでダコです。
強烈な日差しで日焼けした肌はヒリヒリモード確定です。
スーパー銭湯を出て薬局を探しますがわかりません。
そこで、セクシーな福井マダムに教えてもらいます。
ありがとうございました!
そして、昨夜から一睡もしていなかったため深い眠りに着きます。
おやすみなさいzzzzzz
翌朝、混雑する上流域を避け中流域に狙いを絞ります。
辺りが明るくなりだしてからも誰も来ないので朝食をとります。
すると、私の車の前に1台の車が。
挨拶をすると、そそくさと川へ降りて行きました。
『あぁぁぁ』
仕方なく、他のポイントへ。
ここは九頭竜橋上流左岸。
早速、シャローからフローティングミノーで攻めます。
少しずつ水深が深くなり、橋脚手前にブレイクがあります。
一通りフローティングミノーで攻めるも、反応はありません。
初日から、田植えによる濁りが気になりますが、釣れないほどの濁りではありません。
ディープダイバー→ファーストシンキングミノーとレンジを下げていくと
待望のヒット!です。
まさかっこんな簡単に!?
サクラマスは釣ったことありませんが、それっぽい!?
と思った瞬間!
テンションがなくなり、残念ながらバラシ!
その後は明確なアタリは無く、2日目を終えます。
最終日、昨日のバラシはサクラマスだと信じて早朝より同じポイントです。
昨日と同じようにシャローからレンジを下げながら攻めます。
すると、ボトム付近でヒット♪です。
昨日の引きと同じようですが、サツキマスのそれよりは鈍い引きです。
しかし、巻いた割に寄ってきません。
あれっハンドルは回っているけどスプールが回っていません。
劣化したドラグワッシャ―が滑っているのです。
慌ててドラグを締め慎重に寄せてくると!
待望の銀鱗が!
そして遂に桜鱒が木のヤツのネットに!
それではご覧いただきましょう!
正真正銘私が釣ったサクラマスですっ!
サイズは52㎝と少々小ぶりですが、贅沢は言えません。
なんせ初サクラですから
最終日はご機嫌なので早めに納竿し、福井美人♡のいるスーパー銭湯です。
湯に浸かりながら『禁断』
この言葉が心に深く突き刺さっていくのでした。
つづく
Link Free