アカメ・ダイブ
こんにちは皆さん、ミウラデザインの橋本です。
久々に四万十川に行こうと思い、釣れると思われる時期、天候、潮、月の加減、降水量などなどを
総合して日程を絞り込み行く日を決定。
アカメは意外と誰かと違い(本人)規則的な生活をしているようで、何百回という回数でのデーターで
やっとなんとなく釣れる可能性をあげることが出来ました。
絞り込んだ当日、夜中に到着。
すでにポイントにはお一人アングラーがいました。
「どうですか、つれますか~」・・・・・帰ってきた言葉がなんと
「もしかして橋本さんですか!!」
顔ばれでなく声ばれ、しているようです。自分には最初は誰かわかりませんでした。
その方は群馬県から毎年来ている人で4~5年前に四万十川であった人です。
初対面の時はかたくなにクールな感じの方でしたが、僕はその人に何かを感じて、ポイント移動のたびに
遭遇するので声をかけていました。
数年前の出来事の話をして、ポイントを移動して同行者と釣りをし始めます。
地合いと呼ばれる釣れる時間帯が過ぎた時、体力がそろそろ今日は限界に近づいたときに
浅場でウェーディングしていると、アタリがーーーを感じた瞬間に
ドッボ―ン
と、2匹、いや正確には1匹と1名が同時にふっとびました。
近距離でアカメが横から飛んだ時、アカメと目があった。
その時、ステラのドラグが悲鳴を上げながら、自分もロッド持ったまま前方にふっとびました。
完全に足が浮いた状態まで、引っ張られて水泳の飛び込み状態で、顔面からダイブ。
アカメも同時にダイブ。
状況は把握できていたのだけど、あまりにもかっこ悪い現実に起き上がるのも精神的にやられた感じで
何とかずぶ濡れになった状態から、立ち上がり、心の中では「これはとんでもないサイズか」と
ファイト開始。
あれ? リールが巻けます。
魚も何とか寄せれます。 え、いやこれは油断させているに違いない。
と思った。
いつまた走り出すか、態勢を整えてファイト、、、することもなくアカメさんは上がってきました。
相当、一発目のバイトで魚も体力を使い果たしたようです。
サイズは80cmちょっと位なんだけど、一発目のアタックの引きは釣り人生最大の引きというか、アタリでした。
まさか、魚と一緒に吹っ飛ぶなんて想像もしていないし、恥ずかしさと、敗北感で何と言っていいやら・・・
そろそろ引退かと思うほど精神的に打ちのめされましたです。
同行者K君 「いいもんみせてもらいましたわ( *´艸`)(笑)」
相変わらずの奴だ。
皆さん、ライフジャケットは本当に大切です。
こんな浅場でしたが、これが場所が変われば本当に危ない出来事ですので、釣りの際には必ず救命具着用で
お願いします。
完全に精神的にノックダウンさせられて、次を狙います。
はたして2匹目は来るか・・・時間がすぎる。
レアフォースに替えて、巻いているとルアーの後をついてくるような波紋がでた!!。
これはデカいかも!!
今度こそ吹っ飛ばされないように前後に足を組みなおし、フッキング体制を整える。
これなら、いける絶対に捕る。
そして、ヒット!!
今度は魚だけ吹っ飛んできた。
あ、あなたはシーバスさん・・・
この出来事を何人かに報告。
「橋本さんらしいわ!!」
まあ、そだね。自分でもそう思う。知合いの言葉はとても率直だ。
話が大きくなり。
「橋本さん、アカメに引きずり込まれたと聞いたよ」
話が大きくなってる~引きずり込まれてはいない、飛んだだけ。
それでもニヤニヤ笑われます。
何かあるたびに、このネタが出ます。
僕はアカメとダイブした。
おそらくこんな人いないので、自分の中で仕舞っておきます。
群馬Kさんからのメール。 アカメダイブ釣行記の公開前のメールです。(本人承諾済み)
今年の夏 ポイントでお会いしました群馬のKと申します。
実は! アカメジャンプ僕も遭遇しています。
(この時点でアカメと吹っ飛んだ事はHPにアップされてません)
去年の夏にで朝まで粘って
頭がボーッとしていた朝の六時
完全に辺りは昼間のように明るくなり
潮も込み終わって流れも落ち着いて
連れていた犬に餌でもあげようかと
船渡しの流れをボケた頭で眺めていた時でした。
ザッ、バーン!
目の前3メーター位の所で
巨大な正にミノウオが大ジャンプ!
気持ち的にはイルカが跳ねた程の大きさに
感じる位の大きなアカメでした。
四万十川に通い始めて10年以上が経ちながらも
まだまだ こんなすごい経験が出来るのかと
あの時はとてつもない感動を覚えたのを覚えています。
それにも増して 今年の○○の
引き終わりの あの出来事は
まだまだ、すごいぜ!四万十川と思わせてもらえました。
橋本さんと初めてお会いした4年前は
12年通っていた人が始めてアカメを釣上げたり、
久しぶりに会った今年はボラの地響きを体験したり
何かちょっとご縁を感じてご連絡させて頂きました。
またいつの日にかお会いできることを楽しみにしております。
これからも楽しい釣りとお仕事が出来ますように!
群馬のK
ちょっとご縁を感じてご連絡させて頂きました。
この言葉、何度も再開する人、2度と会わなくなる人。
人生は何かと思う時があります。
数年前、病気で釣りが出来なくなり、数年ぶりに1人で行ったメバルポイントで夜中に「釣れますか?」と
声をかけてきたのが佐藤君。
お互いびっくりです。会う人はやはり、めぐり会うものだと感じました。
アカメという魚が釣れる四国、香川県(会社)→高知県(釣場)で生まれていなければ、自分の人生も相当違うものになっていたと思います。
ロッドもルアーも自分で作ろうとは思わなかったでしょう。
これからも、みなさん宜しくお願い致します。
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