アカメ物語2021
レポート 佐藤アキラ
~鶴亀の詩~
嘘みたいな話ですが、縁起の良いとされる鶴亀を祀ったところ
良いことが起きるんじゃないかと思っていましたが
まさか・・・
7月某日、ひそかに釣友G氏と四万十川で合流した
狙いはもちろん四万十川の怪魚アカメだ!
ただ、最近の私はアカメよりマッドクラブに心を奪われ
当日も食材確保!
【縛り方はタイ式】
初日は朝マズメだけアカメを狙ったが、安定のノーバイト
二日目は何とかアカメをと思っていたが、右手には蟹網を持ち
水面を照らしていた。
夜中、車中で仮眠していた私は着信音で目が覚めた
G氏から短い言葉で『ヒット!』したというのだ!
急いでサポートに回り、一瞬ヒヤッとしたが無事ランディング
10年ほど前に一度だけ四万十川に訪れたG氏
今回ほぼ初挑戦にてキャッチした初アカメがコレ
↓
【初アカメがこのサイズって・・・】
【あと90g~ 惜しいという言葉が適切でない気もしますが・・・】
本当におめでとうございます!
おかげで目が覚めました!
蟹ばっかり捕ってる場合じゃないぞ!
チャンスを感じた私はポイントを移動、
その1投目、巨大アカメ特有の重量感がロッドティップを襲った
この日のために特注して橋本氏に制作していただいた
ミウラデザインNEWロッドの鱗付けに申し分ない相手だ!
一呼吸おいて鋭くフッキング
反転を確認後、遅めのフッキングで
ルアーサイズや形状にもよるが、うまくカンヌキにフッキングしてくれる
あとはアカメの体力を奪い安全にランディング
短時間のランディングは危険を伴い暴れて魚体にダメージを残す
緩めのドラグで数回に分け20mほどラインが出された。
指ドラグでプレッシャーをかけ続け徐々に距離をつめていく
余裕をもって魚体をコントロールできるロッドの仕上がりは私の注文通りだ
G氏のサポートもあり危なげなくキャッチすることができた。
それではご覧下さい。
前代未聞の鶴亀フィッシュ
【ブルーシートは厚手のものを使用した】
【ストリンガーは専用のものが市販されている】
右:124cm 29.9kg
左:130cm 31.8kg
普段はゆる~く釣りをしている私だが
常に理論というフレームの外に意識を置いている
それは限りなく無限で暗闇だ
今回はG氏の、その1投がすべてのきっかけになり
チャンスを感じ取ることができた。
それは決して理論だけでは辿り着けない瞬間だった。
【想像を超えた領域への道順はない】
【魚との出会いも人との出会いも風任せ】
自分の明日さえ目に写りもせんけれど
教科書通り生きていれば
違った人生を歩んでいたかもしれません
しかし、後悔はありません
またどこかへ辿り着くだろう。
佐藤 アキラ
あまり市販にはない、そのブランクテーパーと素材は
ティップからベリーにかけては曲がるテーパーデザイン
そして30㎏の魚に耐えるバッドパワー。
特殊なスペックなので量産は未定らしい。
みんなで橋本氏にメール送って、そそのかしてみると制作されるかも。
見た目はプロトなので黒ですが、
グリップエンドのジュラルミンはワンオフでミウラデザインのビルダーの手作り。
航空機用の超硬ジュラルミンを使用して、旋盤で削り出したとの事。
匠の技の質感はちっと違う。
量産モデルはハイクオリティー・ロッサシリーズのデザインとなるらしい。
が、発売は未定とのこと。
要はオーダーメイドでなら、制作できるようなことを橋本氏は言われてました。
今は、シリコンルアーの量産に時間を取り、育成チームが奮闘して練習しているらしい。
参考スペック
ミウラデザイン・8.2フィート位
ルアー 10g~160g(MAXは推定)
可変テーパーHパワークラス
リフティング5㎏・・・テスト中
このロッドは、ティップの柔軟性
ティップの感度のよさ
幅広いルアーキャスティングウエイト
持ち重りがしない8フィート2インチのショートロッド
だけど飛距離はトルクフルで飛ばせる。
80gのルアー迄なら余裕はまだ感じるくらい。
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